どうもこんにちは
ぴかちゃうりょうです!
昨日関ジャムという番組を見たんですけど、その番組の最初に作詞家の谷村さんは最近のアーティストの中では西野カナさんがすごいと言っていました。
もう西野カナさんの作詞をべた褒め!
日記の様に書き綴ってることがすごく世の女子たちにささるし、エッセイのような歌詞でセンスがある。
とにかく「素直さがいい!」とのこと!
そんな感じで、作詞では心に残る歌詞が大事なのです!
って事で、今回は谷村新司さん流「心に響く曲を作る極意」についてまとめていこうと思います!
目次
極意1
文字数を少なくする
作詞において、文字数を少なくするといいらしいです。
そうすると一音一音の響きが長くなりますよね。
すると、言葉の余韻が伝わるようになるらしいです!
例えば、
「雪道をマフラーを巻いて歩いています」
という文章を
「道を歩いています」
という様に、雪というワードとマフラーというワードを省きます。
すると、聴き手に「どこをどう歩いているか」想像させることができるようになります。
それが、曲の幅を広げることができて大事なんだそう。
坂本九さんの「上を向いて歩こう」などは歌詞がかなり少ないですよね?
その分、音の一つ一つがたっぷりあるから心に響きます。
上をむぅうぅいぃてぇ あぁるぅこぅおぅおぅおぅ みたいに、2音のところに一つの歌詞とかをかぶせたりしてるのがわかります。
パッと聞いたときになんて言ってたの!?って思う歌詞は、意味をしっかり聴き取れないのであんまりよくないらしい。
文字が多くてもOK!?
とかいっときながら、さっきとは正反対の事言います!笑
なんと!
文字が多くても大丈夫らしいです!笑
「え!!?どっちなの!?」
って思いますよね?
僕も思いました。。
なんか、結局どっちにもいいところがあるらしいです。
たとえばさだまさしさんの「雨やどり」とかはかなり描写が鮮明で文字が多いです。
それに、最近のJpopや音楽業界に大旋風を起こしたボカロ曲だってかなーり文字数多い曲でも流行ってますもんね。
文字数の少ないポエム的な詞もいいし、文字数の多い文学小説的な詞もいい。
どっちがいいとかじゃない、比べられないものなんだそう。
なので、自分にあった作詞方法を選びましょう!
極意2
作詞の極意2は目線が大事ということらしいです。
ってことで、目線を4つに分けて紹介します!
主人公が自分の物語
まずは、自分の思いを一人称で語る、自分しか出てこない目線。
たとえば槇原敬之さんの「どんなときも」は、出てくるのが僕だけです。
自分のことが書けるので、比較的書くのが簡単です。
自分と相手の関係の物語
次は、自分とは別に相手がいて、その二人で物語が進んでいく目線。
スキマスイッチの「奏」は、この目線で作られています。
恋愛ソングなどに多いですね。
自分の思いを君に伝える系の曲とか、途中で相手が出てくる系の曲とかはこれです。
第三者の目線
次は、第三者の目線で物語を追っていったり、、情景描写を使うことでストーリーに奥行きをつけるというもの。
情景描写とは、例えば「夜の水たまり」とかにして、登場人物の心情を表現したりします。
といっても、なんで情景描写が第三者の目線に入ってるのかわかんなかったし、肝心の第三者目線についてはほとんど何も言ってませんでした。
僕が聞き逃しただけかもですけど、、、
空から見た物語
最後の目線は、空から見た物語というもの。
空からみた物語は、かなり大きな世界観になります。
ここで言う空というのは自分ではない、なにか人では無い物という事。
この目線の使い方としては、例えばサビは「空目線」にして、AメロBメロは自分と相手の2人称のストーリーに戻ったりなど、2つの目線を行ったり来たりして歌詞に広がりをもたせます。
中島みゆきさんの「時代」とか、この空目線を使ってます。
中島みゆきさんの時代は、まさに目線が行ったりきたりしてます。
AメロBメロは自分で、サビで目線が空に行くので、滑走路から空に飛び立ったような感じになってかなりいい感じになってる。
ちなみに、こんな感じの空目線を使う人はなんか高いところに立つらしいです。
東京タワーとかの上からものを見るのが好きな人は想像力が上がるっぽい。
極意3
作詞の極意3は、どんな世界観で物語を描くかということ。
世界観を2つに分けてみていきます。
自分独自の世界
まず最初に説明するのは自分独自の世界を描く人
例えばスピッツさん。
スピッツさんの「楓」はかなり独自の世界観らしいです。
すごいポイントは、詩の中に、楓というワードは出てないけど、全体を読んで、「楓だなぁ」と分かるというポイント。
そして、風というワードで楓を意識させてます。
谷村さんいわく、タイトルと歌詞の距離感が素晴らしいらしいです。
どんなふうにでも解釈ができるのがすごい。聴き手のイメージを広げる事ができます。
誰もが共感できる世界
次に、独自の世界観とは逆の、誰もが共感できる世界観について話していきます。
例えば秦基博さんの「ヒマワリの約束」なんかはこれに分類されます。
確かに、誰もが自分の恋愛とかに置き換えれそうですよね?
この曲の主人公は、どちらかというと内面的な男の子です。
内面的な子が主人公ということは、曲全体として暗くなりがちです。
しかし、この曲はあるワードによって暗くならなくなっています。
それが「ヒマワリ」というワード!
ヒマワリというワードによって太陽を連想させる事から、曲全体の暗さがなくなってます。
よって、作詞がかなりバランスがとれてるんですって!
極意4
作詞の極意4は、タイトルの重要性について話していきます。
タイトルでつかむ!
タイトルは家で言う扉のようなものです。
扉が木か、鉄かで全然イメージが違う。
なのでその家に入ってもらえるか、つまり、曲を聞いてもらえるかというのはタイトルにかかっているということなのでしょう。
そんな超重要なタイトルを二つに分けて考えて見ましょう。
内容を予感させるタイトル
まず一つ目は内容を予感させるもの。
「トリセツ」や「世界に一つだけの花」はタイトルでどんな曲なのか予想ができますよね?
内容が想像できないタイトル
内容を予感させるものとは反対に、内容が全く予感できないタイトルのものもあります。
そういうものは、「え!?これ何の曲!?」となって、聴き手にインパクトを与えやすいです。
もちろん、曲の中でタイトルの意味を回収しないとだめですけど笑
この内容が想像できるタイトルと、想像できないタイトル。
二つの形を意識することで、聴き手をよく意識できるのです!
ちなみに、タイトルを考える方法として、
・写真をみてタイトルをつける
というものや、
・日常生活の音を聴いてタイトルをつける
というものを紹介していました。
前者の「写真を見てタイトルをつける」方法は、その写真の人の物語をよく考える事から始めるそうです。
そうしてその人の物語を作って、その人に当てたタイトルをつけるんだそう。
僕が紹介している「誰をターゲットにするか明確にイメージする」作詞方法と似てますね!
ただ、実際に写真を用意する分、こっちのほうがイメージが沸きやすいかも。
後者の「日常生活の音を聴いてタイトルをつける」という方法は、実際に外に出て音を録音したりするといいかも。
例えば交差点の音とかを録音した後家に帰って聴いて、そこから曲を作ってみるのもいいです。
紹介した二つのタイトルをつける方法ですが、どちらも最初に生まれたアイデアを大切にするのが一番らしい。
直感が大事です!
おわりに
今回は2017年、2月13日の関ジャムという番組で紹介していた、谷村新司さんの作詞方法をまとめてみました。
僕も作詞についていろんな記事を書いたりしてるんですけど、考えたこともないような分析や方法を知ることが出来たのでとっても満足!笑
特に視点分けを使い分けるところとか、写真や音からタイトルを決める方法なんてのは画期的で半端ないと思いました!
まぁただ、たった一つのこれだ!という方法を教えるんじゃなくて、世にある作詞を分類わけしてるだけのような感じもしましたけど笑
たぶん、作詞にはこんな感じの方法があるから自分にあった方法をさがせということなのでしょう!
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